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windows 98。

2018/08/08
それは突然やってきた。

梅雨明け後の7月18日(水)、うだるような猛暑続きの午後。

午前の現場廻りを終え、一旦事務所に帰還し、いつものようにPCスイッチをON。

ON。

ON。。。 アレ?

ONできない。

電源は入るのだが、一向に立ち上がってこない。

それでもON。

やっぱりアカン。

このPCには、自営時代から現在に至るまでの現場画像数万枚を皮切りに

見積書や請求書、その他画像、音楽、そして大事な大事なCADシステムと現場別データ。

いろいろな方々とのメールでのやりとり。

それらがすべて詰まっている。

1号機の次に買った2号機XP。

この2号機には、それらがすべて詰まっている。

当然、それらが失われると、自分が崩壊するような錯覚と

耳元でお寺の鐘を 「ご~~~ん」 と鳴らされたような大きなショックを隠せないまま

もう20年来何かと助けてもらっている某PCショップへ、我がPCを抱きかかえ

祈る思いで持ち込んだ。

「ちょっとやってみます。」

と、データが取り出せるかどうかの診断を待つ時間の長さったら、ホンマにね。

「あきません、ハードディスクのモーターが回ってないので無理です。」

ほんなこと言わんとってくれい。

なんとかしてくれい。

とか、駄々っ子のような無理も言えないのは分かっていて

現実を受け止めるしかない。

愕然としているワシに、さらにダメを押すかのように

「Bというところがあって、ソコだったらおそらくデータ取り出しは可能ですよ。」

「20~30万円必要ですけど。」

アホゥ言え、ほんな金ないわ。

なんでほんなに料金が高いんじゃ。

聞くところによると、壊れたHDからのデータ取り出しっちゅうのは

クリーンルームみたいな埃や粉塵などがまったくない特殊な部屋で行うらしく

似た業者は色々あったとて、結局それ相当なお金が必要になるらしい。

まぁ落ち着け。

落ち着けよぉ。

抱き抱えて持ち込んだPCを再び抱き抱えながらUBSに乗る。

家に帰れば一応もう一台PCはある。

ほなけど、データが無い。

結局は途方に暮れるわけであったりする。

いったいワシはどーしたらええんじゃぁ~~~~~~~~~~。

心ん中で叫びながら、ふと我にかえる。

スマホである。

非常に便利なツールがあるではないか。

PCデータ復旧というワードで検索し続けること約1時間。

どんな原因でも一律¥39,800。

しかも取り出し可能なデータを先にメールで連絡してくれるという。

しかもしかも、某TV番組とかにも出演経歴があり

「お、ここよさげやな」

気がつくと、そこへ電話しているワシがいる。

舞い上がってしまっているとは言え、このクソ忙しい時期。

PCとCADがなければまったく仕事にならないのも当然で

バックアップを取っていない自分を責めても、もう遅い。

電話口のやさしい女性の応対に騙されたかのように

PCからHDを取りはずし、ヤ○ト運輸で送り状を書くワシ。

通常2~3日でデータ取り出しします。

という歌い文句はあったとて、数日経っても連絡がない。

首を長~~~~~~~~~~~くして返事待ち状態のワシは問い合わせる。

「あ~、すみません。今やってるトコなんですけど、かなり重篤でして。」

なにぃ、重篤だと。

ワシのハードディスクが重篤だとぉ。

2日で進捗度15%だとぉ。

しかも、重篤ゆえ、データ取り出しの可否もワカランだとぉ。

まぁ、ワシには祈ることしかできん。

待つしかできん。

とりあえず仕事で使うPCは、某ショップで買ってきた。

NEC、ウインドウズ7の中古品。

データ取り出しの可否が判明しないまま、復旧作業に取り掛かる。

ウインドウズ7。

なぜ7かと言うと、

20数年前、ワシが導入したCADシステム。

7の32bitまででないと動かんという情報は、前CAD屋さんから聞きだしていた。

前CAD屋さん。

困ることは重なるものである。

このCAD屋さん、10数年前に会社をたたみ、今は全く別の仕事をしていて

CADシステムの原板ももう持ってないとのこと。

ワシのCAD。

地元の企業さんが開発&販売を手掛けていたモノであって

そんじょそこらには転がっていない。

もちろんフリーソフトでもなけりゃ、PCにプログラムを入れる必要がある。

そんなCAD屋さんが、今はもう存在しないのである。

ただこれが一つの救い。

その代表者だった方の携帯番号が我がスマホに残っていた。

原板がもう無い。と言われたのはありがたく電話が繋がったときに言われた言葉。

電話が繋がった嬉しさは一瞬にして消え、再び耳元の鐘ゴ~~ンである。

ん。

ん?

ある。

あるぞ。

原板ではないけど、CADプログラムはあるぞ。

ワシの部屋のデスク下に隠居させている、ウインドウズ98を思い出した。

ワシが初めて買ったPC。

かつて、図面などを必死で描いたワシのPC1号機。

もう随分と前のことなので、1号機が動くのかさえ覚えていない。

DSC_2672 (2)

動いた。

98が動いた。

時間はかかるが、正常に立ち上がったではないか。

この画面、そういやこんな画像だったなぁ。

うわぁ、動いてくれた。

感動モノである。

当然CADプログラムは入っているし、CAD動作も正常。

それをそのまま別のHDにコピーをし、新たに買った7に移植。

動かん。

7に入れたとたん動かん。

平面図、各伏図などは動くのだが、3D画面が立ち上がらない。

それでは困る。

3Dがアカンということは、パースが描けんという致命傷でもあり

それに連動する立面図も描けんということになる。

98で動いて、7で動かん。

7の32bitまでだったら大丈夫と聞いたのに。

動かんのである。

ワシャ、PCはど素人であり、ちんぷんかんぷんであるが、一つの文字に注目。

3D変換時にエラーが出るときに画面に出る文字に注目。

なんとなく理屈は想像できるが、原因を特定できない自分がはがゆい。

こんな時は。

そう、最初に出てきた20年来お世話になってる某PCショップ。

その中でも知識にたけているN氏。

N氏。

買ったばかりで不完全なCADプログラムが入った7を抱きかかえ

N氏の目前でエラー画面を再現。

ん。

ん?

ひょっとして。

ワシの真横で不完全なCADの動きを見たN氏。

ワシには到底理解できん画面を次々を出し続け

ほんの3行程度、文字を入れ替えた。

げ。

動く。

さっきまで動かんかった7が動く。

しかも3D変換が動く。

全くもって、げげ。

プロである。

超感動モノ。

原板もすでにないCADシステムが、ウインドウズ98とN氏のおかげでよみがえった。

仕事ができる。

図面が描ける。

ありがとう1号機。

ありがとうN氏。



そして8月3日(金)。

データ取り出しを依頼していた企業さんから、我がハードディスクが届いた。

我を失いながら送った同じヤ○ト運輸で届いた。

しかも物体が一つ増えている。

ま新しい後付けHD。

すぐさま電話で聞いてみると、データ取り出しにそこそこ成功したとのこと。

事前にメールを頂けるということであり、

確かにメールも受け取った。

ただ、PCが手元になかったので、PCメールではなく

スマホに届いたのである。

膨大な内容をスマホでチャックしようとしたら、今度はスマホが動かない。

復旧データ明細がスマホで見えなかったのである。

そんな出来事が事前にあった。

早速、その ま新しい後付けHDを7につなぐ。

生きていた。

データが生きていた。

データが取り出せたんじゃ。

昔の画像も、歴代現場の画像も、CADデータも、見積書も、請求書も、

全部とは言い切れないかもしれないが、記憶にある範囲のデータは戻ってきた。

20~30万円かかる。

と言われたデータ取り出しが、¥39,800で戻ってきたのである。

それら各データ&ファイルを7に移植。

あきらめ、期待、自業自得、そして他力本願。

プロなみなさま方に助けていただき、我がPC環境は一応元に戻りました。

7で書く最初の記事。

我がPC復旧にご尽力いただいた2社をご紹介させていただきます。

http://www.pceco.info/
https://joy-h.com/


現在は、まともに動く7を筆頭に 後付けHDへのバックアップが二つ。

そしてハードディスクが壊れた2号機。

この2号機。

新たなハードディスクを入手し、再びXPとして復活し元のデータをコピー。

予備PCとして我がデスクの上に鎮座しています。


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18:00 @出来事 | コメント:(4)
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